【日進市で関節リウマチを疑ったら】関節の痛みやこわばり、早期発見がカギです
【日進市で関節リウマチを疑ったら】関節の痛みやこわばり、早期発見がカギです
「最近、関節が痛む」「朝、指のこわばりが気になる」──そんな症状がある方は、関節リウマチの可能性も考えられます。関節リウマチは、関節の痛みや腫れだけでなく、放置すると関節の破壊・変形を引き起こす病気です。早期に発見し、治療を開始することで、将来の関節機能を守ることが可能です。
関節リウマチの治療は“早期発見・早期治療”が最も大切です
以前は、関節リウマチの治療といえば「痛みを和らげる対症療法」が中心でしたが、現在は治療薬の進歩により、関節破壊そのものを防ぐ「根本的治療」が可能となっています。
治療において重要なのは、「できるだけ早く病気を見つけること」と「正確な診断と継続的な治療」です。また、患者さん自身が病気について理解を深め、医師とともに治療目標を共有することも、治療の成功に欠かせません。
たがやクリニックでは、患者さんの主体的な治療参加を大切にしながら、専門的な診療と丁寧な説明を心がけ、安心して治療を継続できる体制を整えています。
関節リウマチとはどんな病気?
関節リウマチは、免疫の異常により、関節の内側にある「滑膜(かつまく)」に慢性的な炎症が起こる自己免疫疾患です。この炎症が続くと、関節の腫れや痛みが出現し、やがて軟骨や骨が破壊されて関節が変形・可動制限されるようになります。
特徴的なのは、左右対称に手や足の小さな関節に症状が出ることが多い点です。これにより日常生活に支障をきたすケースも少なくありません。
日本での有病率と特徴
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関節リウマチは、国内で約70万人以上が罹患しているとされており、30歳以上の1%程度が発症しています。
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特に女性に多く、男女比は約3:1ですが、高齢者の発症ではその差は小さくなります。
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最近では60歳以降で発症する「高齢発症関節リウマチ(EORA)」も注目されています。
関節リウマチの原因は?
現在のところ、関節リウマチの明確な原因は解明されていませんが、「免疫の異常」が本質的な原因と考えられています。
要因としては以下のようなものが挙げられます。
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遺伝的素因(リウマチになりやすい体質)
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感染症(ウイルスや細菌など)
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喫煙、歯周病
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ストレスやホルモンバランスの変化 など
滑膜に炎症が起こると、白血球の一種であるリンパ球やマクロファージが集まり、炎症性サイトカイン(TNF-α、IL-6など)が分泌され、炎症がさらに悪化します。これにより関節液がたまり、腫れや痛みが生じ、やがて滑膜が関節内を破壊していくのです。
関節の不調は放置せず、まずはご相談を
関節リウマチは、早期の診断と治療によって、進行を抑え、関節機能を保つことが可能な病気です。手足のこわばりや関節痛、腫れなど、気になる症状がある方は、ぜひ一度、たがやクリニックにご相談ください。専門的な視点から、診断・治療方針をご提案いたします。