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【皮膚トラブル対策】塗り薬の「軟膏・クリーム・ローション」の違いとは?~季節や症状で正しく使い分け~

内科

【皮膚トラブル対策】塗り薬の「軟膏・クリーム・ローション」の違いとは?~季節や症状で正しく使い分け~

皮膚トラブルに処方される塗り薬には、軟膏・クリーム・ローションの3つのタイプがあります。どれも「外用薬」ではありますが、性質や使い心地、適応する症状に違いがあり、季節によっても使い分けが大切です。

この記事では、それぞれの特徴と使い分けのポイントについて、わかりやすくご紹介します。


◎ 軟膏(なんこう)とは?

油分が多く、水を含まないのが特徴。ベタつきはありますが、皮膚をしっかり保護する力に優れており、刺激が少ないため皮膚の弱い方や乳幼児にも使いやすい剤形です。

● 軟膏が適しているケース

  • 皮膚が乾燥してカサカサしている

  • じゅくじゅくしていない湿疹

  • 目や口のまわりなど、刺激に敏感な部位

● 注意点

  • 夏場はベタつきやすく、やや使いづらく感じることも


◎ クリームとは?

水と油が混ざった乳化製剤で、なじみがよく伸びも良いのが特徴です。軟膏よりもベタつかず、見た目や使用感が優しいため、日常的に使いやすい剤形です。

● クリームが適しているケース

  • 少し湿った皮膚炎(軽度のじゅくじゅく)

  • 湿疹やかぶれ

  • 外出前や仕事中の使用に

● 注意点

  • 軟膏よりやや刺激があるため、ひどい傷口には不向きなことも


◎ ローションとは?

水分が多く、さらっとした使い心地が特徴で、頭皮や毛深い部位などに塗りやすいです。夏場や広範囲に塗布する際にも便利です。

● ローションが適しているケース

  • 頭皮の皮膚炎や湿疹

  • 背中や腕など広い範囲のかゆみ

  • 夏場の汗疹(あせも)など

● 注意点

  • 乾燥している肌には保湿効果が足りない場合も


◎ 季節や症状による使い分けが大切です

  • 乾燥が強くなる冬場や敏感肌の方には「軟膏」

  • 汗ばむ季節や日中の活動前には「クリーム」

  • 頭皮や背中など広範囲には「ローション」

このように、肌の状態や生活スタイル、季節に合わせて使い分けることで、治療効果が高まり、肌トラブルの再発防止にもつながります。


◎ 日進市のたがやクリニックでは、症状やライフスタイルに合った外用薬をご提案します

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たがやクリニックでは、お一人おひとりの症状と生活スタイルにあわせて、最適な外用薬の選択や塗り方のアドバイスも丁寧に行っております。

ちょっとした皮膚のお悩みでも、お気軽にご相談ください。

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