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麺類は何が健康的?そば・うどん・ラーメン・パスタを徹底比較!

内科

麺類は何が健康的?そば・うどん・ラーメン・パスタを徹底比較!

暑くなってくると、つるっと食べやすい「麺類」が恋しくなる季節ですね。冷やし中華やざるそば、冷製パスタなど、毎日のように食べたくなる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は「そば、うどん、ラーメン、パスタ――結局どれが健康的なの?」という素朴な疑問にお答えしつつ、糖尿病・高血圧・脂質異常症など生活習慣病をお持ちの方が注意すべきポイントについても、医師の視点から解説します。


麺類を毎日食べても大丈夫?

麺類は手軽でおいしく、食欲がないときでも食べやすい反面、糖質や塩分が多くなりがちです。特に、糖尿病や高血圧、脂質異常症のある方は、麺類の“選び方”と“食べ方”に注意が必要です。

「毎日麺類でもOK?」という問いには、「食べ方次第で◯」とお答えしますが、同じものを毎日続けて摂取するのは栄養バランス的にもおすすめできません。具材の工夫や、塩分・油分の調整をすることで、より健康的に楽しむことができます。


麺の種類別:健康面の比較

【そば】

・血糖値の上がりにくい「低GI食品」
・ビタミンB群やルチン(抗酸化物質)を含む
・食物繊維が豊富(特に「十割そば」)
★おすすめ度:★★★☆

※ただし、「そば風のうどん」や「そば粉の割合が少ないそば」には注意を。

【うどん】

・消化が良く、胃に優しい
・糖質が高め、GI値もやや高い
★おすすめ度:★★☆☆

※血糖値が気になる方は、食物繊維やタンパク質を添えて(例:納豆、わかめ、鶏ささみ)

【ラーメン】

・スープの塩分や脂質が非常に多い
・糖質も高く、栄養バランスが偏りがち
★おすすめ度:★☆☆☆

※たまの楽しみとして控えめに。スープは残す、野菜をしっかり追加するなど工夫を。

【パスタ】

・原料は小麦で糖質高め
・具材の選び方で大きく健康度が変わる
★おすすめ度:★★☆☆(全粒粉なら★★★)

※クリーム系・カルボナーラ系よりも、トマト系や和風の方が◎。全粒粉パスタは食物繊維が豊富で血糖値も上がりにくいです。


糖尿病・高血圧・脂質異常症の方が気をつけるポイント

  • 糖尿病:血糖値の急上昇を避けるため、そばや全粒粉パスタを選び、単品ではなく野菜やタンパク質と一緒に。

  • 高血圧:スープを飲み干すのはNG。ラーメンやうどんの塩分に注意し、出汁の濃さや調味料を工夫しましょう。

  • 脂質異常症:炒め系のパスタや油が多いラーメンは控えめに。魚介や大豆製品など脂質の質を改善する食材を取り入れて。


健康的に麺類を楽しむための一工夫

  • 具材で栄養バランスを整える(野菜・タンパク質をプラス)

  • 麺の量は控えめにし、ご飯やパンと“主食の重ね食い”を避ける

  • 塩分や脂質を意識した味付けにする

  • よく噛んで、満腹感を高める


バランスと工夫が「健康的な麺生活」のカギ~日進市のたがやクリニックへ相談を~

「麺類=体に悪い」と一概には言えません。選び方と食べ方次第で、麺類も健康的な食事の一部になります。特にこの時期は冷たい麺がおいしく感じられる季節。無理なく、賢く取り入れていきましょう。

生活習慣病の管理や食事のアドバイスが必要な方は、日進市のたがやクリニックまでお気軽にご相談ください。内科・腎臓内科の視点から、あなたに合った健康管理をお手伝いいたします。

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