「風呂キャンセル」は睡眠に悪影響?医師が解説する入浴と眠りの深い関係 | 日進市・長久手市・みよし市・東郷町
「風呂キャンセル」は睡眠に悪影響?医師が解説する入浴と眠りの深い関係 | 日進市・長久手市・みよし市・東郷町
風呂キャンセルとは?最近よく聞く生活習慣
「今日は疲れたからお風呂は入らずに寝てしまおう」
いわゆる“風呂キャンセル”は、忙しい現代社会の中で珍しくない行動です。特に仕事や育児、勉強で疲れ切った日には、入浴を省略して早く布団に入りたくなる方も多いでしょう。
しかし医療的には、この習慣が睡眠の質を下げる要因になることが分かっています。
入浴と睡眠が深く関係する理由
体温リズムと入眠の関係
人は眠る前に、体の深部体温(脳や内臓の温度)が下がることで自然な眠気が生じます。
入浴で一度体温を上げ、その後ゆっくり下げることで、この生理的な眠気のスイッチが入りやすくなります。
風呂キャンセルをすると、この体温変化が起こらず、
・寝つきが悪い
・布団に入っても目が冴える
といった状態につながりやすくなります。
自律神経から見た「風呂キャンセル」
副交感神経が切り替わらない影響
入浴、特に湯船につかる行為は、副交感神経を優位にし、心身をリラックス状態へ導きます。
一方で風呂キャンセルが続くと、交感神経(緊張モード)が優位なまま就寝することになり、睡眠が浅くなりがちです。
その結果、
・夜中に目が覚める
・眠っても疲れが取れない
・翌朝すっきり起きられない
といった自律神経由来の不調が起こりやすくなります。
シャワーだけでは代用できない理由
湯船とシャワーの違い
シャワーは皮膚表面を清潔に保つ点では有効ですが、
体温上昇や自律神経調整という点では、湯船に劣ります。
特に、
・冷え性がある
・肩こり、腰痛がある
・ストレスが強い
・睡眠の質が悪い
といった方では、湯船につかる習慣が睡眠改善に寄与することが多く見られます。
忙しい人向けの現実的な入浴習慣
最低限これだけでOK
毎日しっかり長風呂をする必要はありません。
忙しい方は、
・38~40℃のぬるめのお湯
・5~10分程度
でも十分効果が期待できます。
「短時間でも湯船につかる」ことが、睡眠の質を守るポイントです。
風呂キャンセルが続いた場合の影響
風呂キャンセルが習慣化すると、睡眠以外にも、
・慢性的な疲労感
・頭痛
・食欲低下
・血圧変動
・気分の落ち込み
など、全身の不調につながることがあります。
生活習慣病や自律神経失調症、睡眠障害をお持ちの方では、特に影響が出やすくなります。
日進市のたがやクリニックへご相談ください
「眠れない=すぐに薬」と考えがちですが、
入浴習慣や就寝前の過ごし方を見直すだけで改善するケースも少なくありません。
日進市・長久手市・みよし市・東郷町周辺で、
寝つきが悪い、疲れが取れないと感じている方は、生活習慣の視点からも一度ご相談ください。
