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【握力と健康寿命の関係】~栄養指導でも測る理由とは?~

内科  / 食事療法

【握力と健康寿命の関係】~栄養指導でも測る理由とは?~

 なぜ栄養指導で握力を測るの?

握力は、ただ手の力を測るだけのものではありません。実は「全身の筋力」や「健康状態」の指標として注目されています。

特に高齢者や持病をお持ちの方においては、筋肉量や栄養状態の把握がとても大切です。握力が低い=筋力が落ちている可能性があるため、栄養指導の場でも「サルコペニア(筋肉減少症)」の早期発見を目的に握力測定が活用されます。

たとえば、たんぱく質の摂取が不足していると、筋肉量が減少しやすくなります。握力の低下が見られた場合、食事の内容や量を見直し、栄養改善のきっかけとすることができます。


 握力と足の筋力にも関係が?

意外に思われるかもしれませんが、握力と下肢筋力(特に太ももやふくらはぎの筋力)には関連性があることが、複数の研究で報告されています。

握力が低下している人は、歩行速度が遅くなったり、転倒のリスクが高まったりする傾向があります。つまり、握力の低下は「フレイル(加齢に伴う心身の衰え)」の入り口サインでもあるのです。

足腰が弱ると、日常生活の自立度や生活の質に大きく影響するため、たとえ握力の数値であっても油断は禁物。早期に体の変化を知ることで、運動や食事の工夫によって改善の余地があります。


 握力は“体の元気度”のバロメーター

握力の測定はシンプルですが、筋力・栄養状態・転倒リスクなどを予測できる“健康のバロメーター”です。

たがやクリニックでは、栄養相談や健康チェックの一環として握力測定を取り入れています。「最近、握力が弱くなった気がする」「ふらつきが気になる」そんなときは、気軽にご相談ください。


お困りの際は日進市のたがやクリニックへご相談ください

たがやクリニックは、日進市・長久手市・東郷町・みよし市など周辺地域の皆さまの健康をサポートしています。

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