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どのアイスが健康的?「アイスクリーム・アイスミルク・ラクトアイス・氷菓」の違いと選び方|糖尿病・高コレステロールの方は要注意

内科  / 食事療法

どのアイスが健康的?「アイスクリーム・アイスミルク・ラクトアイス・氷菓」の違いと選び方|糖尿病・高コレステロールの方は要注意


どのアイスが体にやさしい?種類別に解説します

夏に欠かせない冷たいおやつといえば、やっぱりアイスクリーム。ですが、「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」……実は、これらはすべて法律上、別の食品カテゴリに分類されており、栄養成分や体への影響も大きく異なります。

とくに糖尿病や高コレステロール血症の方にとっては、選ぶ種類によって健康リスクが変わるため注意が必要です。


アイスの種類と違いとは?

アイス類は、乳固形分や乳脂肪分の量によって以下のように分類されています。

種類 乳固形分 乳脂肪分 特徴
アイスクリーム 15%以上 8%以上 最も乳成分が多く、コクと濃厚さが特徴
アイスミルク 10%以上 3%以上 アイスクリームよりやや軽め
ラクトアイス 3%以上 規定なし 植物性脂肪を多く使用。コスト重視でさっぱり味
氷菓 規定なし ほぼゼロ ジュースを凍らせたようなもの(シャーベットやガリガリ君など)

コレステロール値が高い方におすすめなのは?

「コレステロールが高めなので、乳脂肪の多いアイスは避けたい…」という方には、氷菓や一部のラクトアイスが向いています。
ただしラクトアイスは植物性油脂が多く含まれ、トランス脂肪酸の影響も懸念されるため、必ずしもヘルシーとは限りません。

選ぶポイントは、

  • 脂肪分やカロリーが低い

  • 成分表示に「植物油脂」が多くない

  • 添加物が少ない

といった点です。


糖尿病の方は糖質量に注意を

糖尿病の方にとって気をつけたいのは、糖質の量です。
アイスクリーム類はいずれも糖質が多く含まれるため、血糖値が上がりやすい点に注意が必要です。

おすすめは:

  • 氷菓(シャーベットなど)で1回あたりの糖質量が少ないもの

  • “糖質オフ”や“ノンシュガー”タイプの市販アイス

  • 食後の血糖値スパイクを避けるために、食後30〜60分のタイミングで摂取

一度に大量に食べず、小分けのカップ(80ml前後)がおすすめです。


健康的にアイスを楽しむための工夫

健康への影響を抑えつつ、アイスを楽しむためのコツをご紹介します。

  • 手作りヨーグルトアイスや冷凍フルーツを活用する

  • 甘さ控えめの豆乳アイスなどを選ぶ

  • 毎日食べる習慣にしない(週1〜2回のごほうびに)


持病がある方は“選び方”が大切です 日進市のたがやクリニックへ相談を

暑い季節、アイスは生活の楽しみの一つ。でも、自分の体調や病状に合った種類を選ぶことがとても大切です。
とくに、糖尿病・高脂血症・腎機能障害などをお持ちの方は、普段の食事内容も含めたトータルな見直しが必要かもしれません。

たがやクリニックでは、管理栄養士による栄養指導や個別相談も受け付けています。
「どのアイスなら食べてもいい?」「血糖値の波を抑えるには?」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。

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