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どのアイスが健康的?パート2|ジェラートはOK?ラクトアイスの注意点と選び方のコツ

内科  / 食事療法

どのアイスが健康的?パート2|ジェラートはOK?ラクトアイスの注意点と選び方のコツ


アイスクリーム・ラクトアイス・ジェラートの違いを知っていますか?

前回の「どのアイスなら健康的?」に続き、今回はジェラートラクトアイスの成分について、さらに掘り下げてご紹介します。

夏の楽しみの一つ、アイス。実は、健康面での影響は種類によって大きく異なります。糖尿病や高脂血症がある方、ダイエット中の方にも参考になる内容です。


それぞれのアイスの特徴と違いは?

種類 特徴
アイスクリーム 乳脂肪分が多く、濃厚な味わい。栄養価も高いがカロリーも高め。
アイスミルク アイスクリームより脂肪分は控えめで、やや軽めの味わい。
ラクトアイス 植物性油脂を使ってコストを抑えたものが多く、トランス脂肪酸に注意。
氷菓 ジュースや果汁を凍らせたもの。糖質はやや多いが脂肪分はほぼゼロ。
ジェラート 果物や野菜、乳製品をベースに作られ、乳脂肪が少なくヘルシー。

ジェラートは健康的?

ジェラートは、果物やナッツ、野菜などの素材を生かし、乳脂肪分が少ないのが特徴です。イタリア発祥で、空気含有量が少なく濃厚ながらもカロリーは比較的低め。
甘さ控えめで、自然な甘みを楽しめる点も健康志向の方に人気です。

選ぶ際は「シャーベット系」より「ミルク系」のジェラートの方が血糖値の上昇がゆるやかなこともあります。


ラクトアイスはMCTオイル入りならOK?

最近は「MCTオイル配合」など健康志向のラクトアイスも登場しています。
MCTオイル(中鎖脂肪酸)は、体内で素早くエネルギーに変換されやすいため、糖質制限やダイエット中のエネルギー補給にも注目されています。

ただし、「ラクトアイス」という表示だけで安心はできません。
裏面の表示で「植物油脂」「加工油脂」などが上位に記載されているものは、トランス脂肪酸が多く含まれている可能性があり、血管や脂質代謝への悪影響が懸念されます。


トランス脂肪酸に要注意

ラクトアイスは価格が安く、手に取りやすい一方で、加工油脂を多く含む商品が多い点が問題です。
トランス脂肪酸は「悪玉コレステロール(LDL)」を増やし、動脈硬化や心疾患のリスクを高める可能性があるとされています。

なるべく「アイスクリーム」か「ジェラート」かなどの種類、または成分表示をよく確認して選ぶことをおすすめします。


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ちょっとしたおやつでも、健康状態によって選ぶべきものは変わります
たがやクリニックでは、糖尿病・脂質異常症・肥満症・高血圧などの生活習慣病に対する栄養指導や生活習慣改善のサポートも行っています。

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