ヒアルロン酸治療、迷ったらやめる、迷ったら少なめ 。
ヒアルロン酸治療、迷ったらやめる、迷ったら少なめ 。
私の元には、ありがたいことに北海道から九州まで、そして海外在住の方まで、さまざまな地域から患者さんがいらっしゃいます(ちなみに、沖縄からの患者さんはまだいません。募集中です☺️)。
「先生にお願いしたいと思って来ました」
「ずっと注入の勉強をされているのを見ていて、信頼できると思って」
そう言っていただけることは、とてもありがたく、嬉しいことです。
でも、そんな遠方から足を運んでくださる患者さんにこそ、私はカウンセリングで必ずこうお伝えしています。
「迷ったら、やめましょう。迷ったら、少なめにいきましょう」と。
ヒアルロン酸注入を希望される方の中には、長い間悩んで、ようやく決意して来てくださった方も多くいらっしゃいます。
「せっかくここまで来たし、何かやらなきゃもったいない」
「1本だけじゃなくて、もう少しやった方がいいかな」
そんなふうに思う気持ち、私もよくわかります。
でも、美容医療は“勢い”で決めるものではありません。
特にヒアルロン酸のように、お顔の印象を変える治療は、「今やらないといけないもの」ではなく、むしろ「やりすぎたときに後悔しやすいもの」です。
「もっと足しておけばよかったな」と感じることよりも、
「思ったより違和感があった」「やりすぎたかも」と感じてしまうことの方が、ずっとつらいものです。
ヒアルロン酸には、分解する「ヒアルロニダーゼ」という薬剤があります。
「じゃあ、やりすぎたら溶かせばいいじゃん」と思われるかもしれません。
でも実際は、ヒアルロン酸を完全に“無かったこと”にするのは、簡単ではありません。
ヒアルロニダーゼを使っても、注入したヒアルロン酸がすべてきれいに溶けるとは限りませんし、もともとの組織に多少の変化が残ることもあります。
また、溶かすこと自体に腫れやアレルギーなどのリスクもあります。
だから私は、「少なめから始める」ことを強くおすすめしています。
1回で完璧に仕上げるよりも、様子を見ながら段階的に仕上げていく。
それが、納得のいく自然な美しさに繋がると考えています。
患者さんの中には、遠方で通院が難しいからと「今日まとめてやっておきたい」と言われることもあります。
でも、私はどんなときも「やりすぎない」こと、「迷ったときはやらない」ことを大切にしています。
なぜなら、美容医療は“正解がひとつではない世界”。
だからこそ、まずはご自身の気持ちに正直になることが何よりも大切だと思うのです。
もちろん、しっかり考えた上での”ある程度しっかりの治療”はさせていただきますよ。
美容は、自分を好きになるための手段。
でも、焦ったり、引っかかったまま選んだ治療では、逆に自分を好きになれなくなってしまうこともあります。
自分の中で「こうなりたい」「こんなふうに変わりたい」という気持ちがクリアになるまでは、無理に前に進まなくても大丈夫です。
その“迷い”は、あなた自身の感覚がちゃんと働いている証拠。
だからこそ、私はこれからも「迷ったらやめましょう」「少なめにいきましょう」と、伝え続けていきたいと思っています。
★たがやクリニック 注入治療(ヒアルロン酸、ボトックス®︎)専門、内科併設
愛知県日進市米野木台5丁目108番地(米野木駅から徒歩7分、駐車場17台)
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