レントゲン被ばくはどれくらい?日進市・長久手市・みよし市・東郷町で知っておきたい安全性のはなし
レントゲン被ばくはどれくらい?日進市・長久手市・みよし市・東郷町で知っておきたい安全性のはなし
レントゲンの「被ばく」は本当に大丈夫?
医療用レントゲン(X線)は、肺炎・骨折・心臓の状態などを短時間で評価できる非常に重要な検査です。一方で、「被ばく」という言葉だけが独り歩きし、不安を感じる方も少なくありません。
実際の医療被ばく量は想像よりはるかに少なく、国際基準に基づいて十分に安全性が確保されています。本記事では、被ばく量の目安、他検査との比較、安全性を詳しく解説します。
レントゲンの被ばく量はどれくらい?
胸部レントゲンは「自然界の1〜2日分」の被ばく量
胸部レントゲン1回:約0.05mSv
自然界から1年間に受ける放射線:約2.1mSv
つまり、胸部レントゲンは自然界の放射線のわずか数十〜数百分の1程度であり、人体への影響は極めて小さいとされています。
他の検査との比較(より詳細)
・歯科パノラマレントゲン:0.01mSv
・胸部レントゲン:0.05mSv
・腰椎レントゲン:1.5mSv
・胸部CT:6.9mSv
・腹部CT:8.0mSv
CTはレントゲンより線量は高いものの、疾患発見に圧倒的な情報量があり、必要性と安全性のバランスが国際的に認められています。
レントゲンが安心して受けられる理由
医療被ばくは「利益がリスクを大きく上回る」検査
国際放射線防護委員会(ICRP)は、医療被ばくは診断・治療の利益がリスクを大きく上回る場合にのみ実施されるべきと明確に示しています。
医療機関のレントゲンは、適応を絞って行う“医学的被ばく”であり、不要な施行は避けられています。
線量は必要最小限に最適化
当院では、
・撮影部位ごとに最適な線量を自動調整
・被写体の厚みや体格による線量制御
など、ALARA(できる限り低く)の原則を徹底しています。
レントゲンが役立つ代表的な疾患
肺・呼吸器疾患
・肺炎
・気胸
・肺がんのスクリーニング
・慢性閉塞性肺疾患(COPD)の評価
整形外科疾患
・骨折の有無
・骨の変形、変性の評価
循環器疾患
・心拡大の有無
・うっ血の評価
症状だけでは判断できない病気を、短時間で可視化できるのがレントゲンの大きな強みです。
日進市のたがやクリニックへご相談ください
“不要な被ばく”は避けるべきですが、“必要な医療被ばく”は健康維持に必須のものです。
症状や病状を見極めるために、レントゲンが不安なく受けられる環境を整えていますので、気になる点があればいつでもご相談ください。
