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寒くなると血圧が上がるのはなぜ?~日進市・長久手市・みよし市・東郷町で高血圧が気になる方へ~

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寒くなると血圧が上がるのはなぜ?~日進市・長久手市・みよし市・東郷町で高血圧が気になる方へ~

 

秋から冬にかけて血圧に変化が起きやすい

朝晩が涼しくなり、秋の訪れを感じる季節になると、体はすでに寒さへの準備を始めています。この時期から血圧が少しずつ高くなる方も多く、冬本番を迎える前に早めに対応しておくことが大切です。血圧の上昇は「冬になってから」ではなく「秋口から」始まることがあるため、今のうちに生活習慣や測定習慣を整えておくことが、健康リスクを減らす第一歩になります。

 

冬に血圧が上がりやすいのはどうして?

寒い環境では体温を保つために 末梢血管が収縮 します。その結果、血管の内腔が狭くなり、血流を維持するために血圧が上昇します。これは自然な防御反応ですが、高血圧や動脈硬化のある方では、過度な血圧上昇が脳や心臓に負担をかけ、重大な合併症の引き金になる可能性があります。

 

自律神経とホルモンの影響

寒さは自律神経系に強い影響を与えます。交感神経が優位になることで心拍数が上昇し、血管はさらに収縮します。加えて、アドレナリンやノルアドレナリンといったホルモンが分泌され、血圧を上げる方向に働きます。これらの反応は「寒い朝の血圧上昇」や「寒暖差による血圧変動」に直結しており、特に秋から冬にかけて注意が必要です。

 

日常生活の変化も関係しています

冬はどうしても活動量が減り、運動不足になりがちです。また、寒さのために食欲が増し、塩分や脂質の多い料理をとる機会が増える傾向があります。さらに、年末年始には飲酒や外食の機会が増えることで、血圧を押し上げる要因が重なります。秋のうちから意識して食生活を整え、定期的な運動を習慣づけておくことが冬の血圧上昇を予防する鍵となります。

 

 

家庭での血圧管理のポイント

秋から冬にかけては、自宅での血圧測定が特に役立ちます。朝起きてすぐ、排尿後、朝食前に測定するのが基本です。夜も就寝前に測定し、血圧手帳に記録しておくと変化が把握しやすくなります。たがやクリニックでは24時間血圧計の貸出は行っていませんが、正しい測定方法の指導や血圧手帳のお渡しを行っております。自己測定を習慣化することで、寒い時期のリスクを早めにキャッチすることができます。

 

日進市のたがやクリニックへご相談ください

たがやクリニックでは、日進市・長久手市・みよし市・東郷町・名古屋市の皆さまの血圧管理をサポートしています。生活習慣の改善アドバイスや薬物療法に加え、患者さん一人ひとりに合った血圧管理方法をご提案します。秋口から血圧が気になり始めた方、冬に向けて予防を考えたい方はぜひご相談ください。

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