寒気がしてから熱が上がるのはなぜ?|日進市・長久手市・みよし市・東郷町のたがやクリニック
寒気がしてから熱が上がるのはなぜ?|日進市・長久手市・みよし市・東郷町のたがやクリニック
寒気がしてから発熱するのは自然な反応です
「寒気がして震えたあとに熱が出てきた」という経験は多くの方にあります。
これは体の防御反応としてとても理にかなった生理現象です。
感染症などで体内にウイルスや細菌が侵入すると、免疫細胞からサイトカイン(IL-1、IL-6など)が分泌され、脳の視床下部にある体温調節中枢に作用します。
その結果、体は「体温を上げたほうがよい」と判断します。
なぜ熱があるのに寒く感じるのか
発熱の初期段階では、体温の目標値(セットポイント)が上昇します。
しかし、実際の体温はまだそこまで上がっていないため、脳は「体が冷えている」と錯覚します。
そのため、
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・血管を収縮させる
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・筋肉を震わせて熱を産生する(悪寒・戦慄)
といった反応が起こり、寒気や震えとして自覚されます。
これは「体温を上げるための準備運動」のようなものです。
熱が上がりきると寒気はおさまります
体温が新しいセットポイントに達すると、
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・寒気が消える
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・体が熱く感じる
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・汗が出にくくなる
といった変化が起こります。
その後、回復期に入ると体温を下げる方向に働き、
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・血管拡張
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・発汗
が起こり、「汗をかいて熱が下がる」段階へ移行します。
インフルエンザや感染症で寒気が強い理由
インフルエンザや新型コロナウイルス感染症などでは、急激にサイトカインが放出されるため、
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・強い悪寒
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・ガタガタ震えるほどの寒気
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・急激な高熱
が出やすくなります。
特に高齢者や基礎疾患のある方では、寒気=重症化のサインとなることもあり注意が必要です。
寒気があるときの正しい対処法
寒気が強い時は、無理に冷やす必要はありません。
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・体を温める(毛布・上着)
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・水分をしっかり摂る
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・安静を保つ
体温が上がりきって暑さを感じ始めたら、衣類を調整して過度な発汗を防ぎましょう。
解熱剤の使用については、症状や基礎疾患によって適切な判断が必要です。
受診を考えたほうがよい寒気・発熱とは
次のような場合は、早めの受診をおすすめします。
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・38℃以上の発熱が続く
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・強い寒気や震えが止まらない
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・息苦しさ、意識障害、脱水症状がある
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・高齢者・妊娠中・基礎疾患がある
日進市のたがやクリニックへご相談ください
寒気は「悪い症状」ではなく、体が正しく免疫反応を起こしているサインです。
ただし、その強さや持続時間によっては、重症感染症が隠れていることもあります。
自己判断せず、「いつもと違う」と感じたら、早めの受診が安心につながります。
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