尿が臭う原因は?ツンとする臭い・濁り・脱水との関係について解説
尿が臭う原因は?ツンとする臭い・濁り・脱水との関係について解説
「尿が匂う」ことに気づいたら
日常のちょっとした変化のひとつ、「尿のにおい」。
「ツンとした刺激臭がする」「なんだかいつもと違う気がする」「色や濁りも気になる」――こうした尿の変化は、体調のサインかもしれません。
今回は、尿の匂いの原因や受診の目安について、たがやクリニックからお伝えします。
ツンとした刺激臭がするときは?
アンモニア臭のようなツンとした匂いは、膀胱炎などの尿路感染症の可能性があります。
膀胱内に細菌が繁殖し、尿の中で代謝物が増えることで、独特の臭いが出てくるのです。
この場合は、
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頻尿
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排尿時の痛み
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残尿感
などを伴うことが多く、早めの受診が推奨されます。
濁りを伴うときは?
尿が白く濁って見える場合、尿に膿(白血球)や細菌、血液が混じっていることがあります。
これはやはり尿路感染症や腎盂腎炎などのサインであることが多く、発熱や腰痛を伴うこともあります。
透明感のある尿と比べて異常が明らかなため、早急な検査・治療が重要です。
食べ物によって匂いが変わることもあります
実は、前日に食べたものが尿の匂いに影響を与えることがあります。
代表的なのは以下のような食材です:
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アスパラガス:独特な硫黄系の臭いが出やすい
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にんにく・ネギ類:強い臭気成分が体外に排出される
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カフェインやアルコール:尿量増加とともに濃縮臭が強まる
このような場合は、一過性の変化であることが多く、心配はいりません。
夏場や脱水時に匂いが強くなる理由
暑い季節や発汗が多いとき、水分摂取が不足してしまうと、体の水分が減って尿が濃縮されます。
その結果、尿中の老廃物濃度が高まり、においや色が濃く感じられるのです。
こうしたときは、
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水分補給をしっかり行う
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飲料水や麦茶などをこまめに摂る
などの対策で改善することが多いです。
受診が必要な場合は?
以下のような症状がある場合は、膀胱炎や腎炎などの病気の可能性があります。
できるだけ早めに医療機関へご相談ください。
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匂いの変化が数日続いている
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濁りや血尿がある
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排尿時の痛みや頻尿がある
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発熱や背中の痛みがある
日進市・長久手市・東郷町・みよし市からのご相談も受付中
たがやクリニックでは、尿検査や血液検査、必要に応じた画像検査により、尿の異常の原因を丁寧に調べています。
「なんとなく気になるけれど受診するほどじゃないかも…」という方も、お気軽にご相談ください。
早期の受診が、大きな病気の予防につながります。