年末年始の長期休み明けに不調を感じたら| 自律神経を整えるコツを専門医が解説 日進市・長久手市・みよし市・東郷町
年末年始の長期休み明けに不調を感じたら| 自律神経を整えるコツを専門医が解説
日進市・長久手市・みよし市・東郷町
休み明けに体調を崩しやすいのはなぜ?
年末年始の長期休暇後、「なんとなく体調が悪い」「仕事に戻ると一気に疲れる」と感じる方は少なくありません。
この時期に多い不調の背景には、自律神経系と体内時計(概日リズム)のズレが深く関与しています。
臨床的には、明確な器質的疾患が見つからない一方で、複数の不定愁訴が重なるケースが多く、機能性身体症状として現れることが特徴です。
自律神経とは何をしている神経?
交感神経と副交感神経の精密な役割分担
自律神経は単なる「オン・オフ」の切り替えではなく、
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・心拍数・血圧の微調整
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・血流配分(脳・消化管・筋肉)
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・消化管運動や分泌
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・体温調節
などを秒単位で制御しています。
年末年始のように生活リズムが急激に変化すると、
中枢(視床下部)と末梢自律神経の協調が乱れやすくなることが分かっています。
年末年始に自律神経が乱れやすい医学的背景
体内時計(サーカディアンリズム)の破綻
就寝・起床時刻のズレは、視交叉上核を中心とする体内時計に影響し、
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・コルチゾール分泌のリズム低下
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・メラトニン分泌の遅延
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・交感神経優位状態の持続
を招きます。
その結果、「疲れているのに眠れない」「朝に動けない」といった状態が生じます。
食事・アルコールが自律神経に与える影響
年末年始は、
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・高脂肪・高糖質食
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・夜遅い食事
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・アルコール摂取量の増加
が重なりやすく、迷走神経を介した消化管−脳相関にも影響します。
特に胃腸症状(胃もたれ、下痢、便秘)は、自律神経失調の初期サインであることが多く、見逃されがちです。
長期休み明けに多い自律神経症状の特徴
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・朝の強い倦怠感(睡眠時間に関係なく持続)
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・動悸・息切れ(安静時にも出現)
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・頭重感、ふわふわするめまい
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・胃部不快感、食欲低下
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・気分の落ち込み、意欲低下
これらが複数同時に出現することが、自律神経由来症状の臨床的特徴です。
専門医が勧める自律神経リセットの基本戦略
「寝る時間」より「起きる時間」を固定する
不眠対策として重要なのは、就寝時刻よりも起床時刻の固定です。
これは体内時計を再同期させる上で、最もエビデンスのある方法の一つです。
朝の光刺激と神経内分泌の関係
起床後30分以内に自然光を浴びることで、
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・メラトニン抑制
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・セロトニン活性化
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・交感神経の適切な立ち上がり
が促され、日中の覚醒度と夜間の睡眠の質が改善します。
食事・栄養面からの医学的アプローチ
朝食の意義は「血糖」だけではない
朝食は血糖安定化だけでなく、自律神経の位相調整因子として重要です。
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・たんぱく質
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・温かい飲食物
を摂取することで、内臓感覚入力が増え、副交感神経から交感神経への切り替えがスムーズになります。
運動と入浴による神経調整効果
軽度有酸素運動の意義
20〜30分程度のウォーキングは、
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・交感神経の過剰緊張を抑制
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・心拍変動(HRV)の改善
が報告されており、自律神経調整において非常に有効です。
入浴は「体温リズム調整療法」
38〜40℃の入浴は、深部体温の一過性上昇とその後の低下を促し、
自然な入眠をサポートします。
医療機関受診を考えるべきサイン
以下が続く場合は、単なる自律神経の乱れにとどまらず、
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・内分泌疾患
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・貧血
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・甲状腺機能異常
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・不安障害・うつ状態
などの鑑別が必要になります。
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・2週間以上改善しない
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・日常生活に支障が出ている
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・動悸・息切れが強い
場合は、早めの受診をおすすめします。
たがやクリニックの診療スタンス
たがやクリニックでは、
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・症状だけでなく生活背景まで含めた評価
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・薬に頼りすぎない生活指導
を重視しています。
日進市・長久手市・みよし市・東郷町周辺で、「原因が分からない不調」にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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