日本における高肥満症薬の保険適応状況とエビデンス|肥満症治療を考える方へ
日本における高肥満症薬の保険適応状況とエビデンス|日進市・長久手市・みよし市・東郷町で肥満症治療を考える方へ
肥満症治療の基本
肥満は糖尿病・高血圧・脂質異常症・心血管疾患など、多くの生活習慣病のリスク因子となります。治療の第一歩は 食事療法・運動療法・生活習慣の改善 ですが、それでも効果が不十分な場合には薬物療法が検討されます。
保険適応の抗肥満症薬①:ウゴービ(セマグルチド)
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承認・発売開始時期
2023年3月27日に肥満症治療薬として厚生労働省が承認。2024年2月22日に日本で発売・保険適用が開始されました。 -
保険適用条件
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BMIが 35以上
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またはBMIが 27以上 かつ「肥満関連の健康障害」を2つ以上有する(高血圧・脂質異常症・2型糖尿病など)。
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食事療法や運動療法を行っても十分な効果が得られない場合。
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処方できる医療機関の要件
肥満症外来を有する総合病院や大学病院など、専門医が常勤し適正使用ガイドラインを満たす施設に限られる場合が多く、一般のクリニックでは処方が難しい 現状があります。 -
注意点
美容目的での使用は禁止されており、医学的に必要な場合に限定されます。
保険適応の抗肥満症薬②:ゼップバウンド(チルゼパチド)
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承認・発売開始時期
2025年4月、日本で肥満症治療薬として承認・保険適用。 -
作用
GLP-1とGIPのデュアル作用を持つ新しい薬剤で、強力な体重減少効果が期待されています。 -
保険適用条件
ウゴービと同様に-
BMIが 35以上
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またはBMIが 27以上 かつ肥満関連の健康障害を2つ以上有する場合。
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期待される効果
海外臨床試験では 10%以上、場合によっては20%以上の体重減少 が報告されており、高い効果が注目されています。
今後の肥満症治療の方向性
日本では現在、医学的に必要とされる肥満症患者 を対象にGLP-1系・GIP/GLP-1系治療薬が保険で使えるようになりました。
ただし条件は厳格であり、BMIや合併症の有無、生活習慣療法の効果不十分といった要件を満たす必要があります。
また、処方可能なのは主に大学病院や専門外来であり、まずはかかりつけ医に相談し、必要に応じて専門医療機関に紹介してもらう流れが大切です。
たがやクリニックからも必要に応じて専門医療機関へご紹介させていただきます。
リバウンド対策と生活習慣改善の重要性
GLP-1受容体作動薬やGIP/GLP-1作動薬による体重減少は効果的ですが、薬剤を中止すると体重が戻るリバウンド が課題です。
そのため、薬物療法に加えて
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バランスの取れた食事管理
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継続的な運動習慣
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十分な睡眠とストレス管理
を徹底することが、治療の成功と体重維持に欠かせません。
日進市・長久手市・みよし市・東郷町で肥満症治療をご検討の方へ
たがやクリニックでは、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病を含めた肥満症の診療を行っています。薬物療法が必要な場合もありますが、最も重要なのは 生活習慣の改善と継続的なサポート です。
患者さん一人ひとりに合わせた治療計画をご提案いたしますので、気になる方はお気軽にご相談ください。