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日進市・長久手市・みよし市・東郷町で靴擦れに悩むアスリート・ダンサーのための対応法

内科  / 皮膚科

日進市・長久手市・みよし市・東郷町で靴擦れに悩むアスリート・ダンサーのための対応法

靴擦れは、長時間の練習や試合、新しいシューズによって生じる「皮膚の摩擦損傷」です。
単なる皮膚の赤みで済む場合もあれば、水ぶくれや皮膚のびらんとなり、競技やパフォーマンスに大きな支障をきたすこともあります。
特にバレリーナやランナー、サッカー・バスケットボールなどの競技者では繰り返しやすいため、適切な初期対応と予防が重要です。

 

靴擦れの段階と症状

  • 赤み・ヒリヒリ:摩擦による表皮の炎症

  • 水ぶくれ:滲出液が皮下に溜まりクッションとなっている状態

  • 破れた状態:びらんや出血を伴い、感染リスクが上がる

 

靴擦れへの基本対応

赤み・ヒリヒリのみ

  • 練習後は流水で清潔にし、ワセリンを塗布して保護

  • 練習や試合時には摩擦防止パッドやスポーツ用テーピングで補強

水ぶくれがある場合

  • 原則「破らずに保護」

  • ハイドロコロイド絆創膏(例:キズパワーパッドなど)を直接貼り、練習時はさらに外側をテーピングで固定

水ぶくれが破れた場合

  • 石けんと流水で十分に洗浄

  • 抗菌軟膏を塗布し、ガーゼや通気性のある絆創膏で保護

  • 練習に復帰する際は、摩擦防止パッド+テーピングで患部を安定化

スポーツ選手・ダンサーにおける予防の工夫

  • シューズ管理

    • 新しい靴は短時間から慣らし、長時間の練習には徐々に移行

    • シューズ内の湿気管理(吸湿性の高い靴下、ドライシートの使用)

  • 足の皮膚ケア

    • 練習後は洗浄と保湿を徹底

    • 厚いマメは完全に削らず、皮膚の自然なクッションとして活かす

    • 過剰な角質は適度に整え、摩擦ポイントを減らす

  • 練習前の工夫

    • トウシューズ使用のダンサーはトウパッド・ジェルパッドを正しく装着

    • 長距離ランナーや球技選手は、摩擦が強い部位に予防的にワセリンを塗布

    • テーピングで皮膚を補強し、摩擦・圧迫を分散


市販で使用できる保護材

  • ハイドロコロイド絆創膏(キズパワーパッド、ケアリーヴ治す力など)
    → 水ぶくれや浅い創に最適

  • 靴擦れ防止パッド(ドクターショール、ネクスケアなど)
    → 練習前の摩擦予防として有効

  • 通常の絆創膏(ケアリーヴ、バンドエイド)
    → 抗菌軟膏を塗布した後のカバーに使用

 

医療機関の受診が必要なケース

  • 強い赤みや腫れが広がっている

  • 膿や悪臭を伴い感染が疑われる

  • 歩行困難になるほどの痛み

  • 糖尿病や免疫低下があり、創傷治癒が遅れやすい場合


日進市のたがやクリニックへご相談ください

靴擦れは一見軽い外傷に見えますが、スポーツ選手やダンサーにとってはパフォーマンス低下や練習中断につながる大きな問題です。
適切な処置と予防法を実践することで、トラブルを最小限に抑えることができます。
日進市・長久手市・みよし市・東郷町で靴擦れにお悩みの方、スポーツやダンスによる足のトラブルで困っている方は、ぜひたがやクリニックにご相談ください。

予約(当日予約いただけます)