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海外で美容施術を受けるときの注意点

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海外で美容施術を受けるときの注意点

 

最近、「旅行のついでに海外で美容施術を受けてきました!」というお声を聞くことが増えてきました。
中には、「安くて早くてよかった」という方もいれば、「トラブルになって日本に帰ってきてから困った」というケースも少なくありません。

海外で美容施術を受けることは、一つの選択肢ではありますが、慎重な判断が必要です
今日は、そんな海外美容施術の注意点を特に注入治療に関してをメインにまとめてお伝えします。

 

1. 言語の壁とカウンセリングの難しさ

美容医療において、カウンセリングはとても重要です。

特に、“美の基準”は絶対的なものではなく、国や文化、そして個人によって大きく違うので、「なりたいイメージ」「避けたい変化」「過去の治療歴」など、細かいニュアンスを正確に伝えられないと、イメージ違いやトラブルに繋がることも。

また、ドクター側からの説明(リスクや副作用、製剤の特徴など)を理解しきれないまま施術に進んでしまうと、後から「聞いていなかった」ということにもなりかねません

 

2. アフターケアの問題

ヒアルロン酸やボトックス®などの注入治療は、施術直後よりも、数日~数週間後に変化や不調が現れることもあります。
海外で施術を受けた場合、帰国後に何かトラブルが起きても、そのドクターにすぐ診てもらうことができません。

日本国内の医療機関では、他院施術の修正やトラブル対応をお断りしている場合もあります。
(当院では、ヒアルロン酸やボトックスのトラブルに関しての相談は受けていますが、対応できるかどうかは診察してからの判断となります)

「何かあったとき、誰が責任を取るのか?」という点は事前にしっかり確認しておきましょう。

 

3. 使用する製剤や技術の違い

国によって使われている製剤は異なります。
・日本未承認のヒアルロン酸(もちろん未承認だからと悪いわけではありません)
・厚労省やFDAでの安全性データがない製品
・保存状態や製剤のロット管理が不明瞭なもの

などが使われている可能性もゼロではありません。
また、同じ製剤でも注入のテクニックや美的感覚(ゴールとする“美しさ”)は国によって異なります。
自然さを求める日本人に対し、海外ではボリュームを重視する文化があるケースも。

 

4. 安さの裏には理由がある

「海外のほうが安い」という声もありますが、その安さの裏に、
・製剤の仕入れルートが正規でない
・医師でない人が施術している(国によっては看護師が施術OKの場合もあります)
・消毒や器具の衛生管理が甘い
といったリスクが潜んでいることも。

もちろん、すべての海外クリニックがそうだというわけではありませんが、「安さ」だけで選ばず、安全性も重視して選ぶことが大切です。

 

5. 受けるなら、事前の下調べをしっかりと

・ドクターの経歴や実績
・クリニックの衛生管理、設備の状況
・どの製剤を使用するのか
・アフターケア体制(帰国後含む)
・実際に施術を受けた人の口コミや体験談(できれば現地の日本人から)

などを、しっかりリサーチしてから決めましょう。

 

【まとめ】

美容医療は医療です。
たとえ注入治療のような“気軽に見える施術”でも、トラブルが起きれば生活に大きな影響を与えます。

海外での施術は、旅先での特別な体験になる一方で、リスクも伴うということをぜひ覚えておいてくださいね。

「やっぱり不安」「日本でちゃんと相談してから決めたい」そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

★たがやクリニック 注入治療(ヒアルロン酸、ボトックス®︎)専門、内科併設

愛知県日進市米野木台5丁目108番地(米野木駅から徒歩7分、駐車場17台)

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