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祝・成人の日 | なぜ「20歳の体重」と比べるの?将来の健康を守る体重管理の考え方 | 日進市・長久手市・みよし市・東郷町

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祝・成人の日

なぜ「20歳の体重」と比べるの?将来の健康を守る体重管理の考え方 | 日進市・長久手市・みよし市・東郷町

 

若いときの「体重」を考える意味

健診や診察の場で、

「20歳の頃と比べて体重は増えていますか?」

と質問されることがありますが、
これには医学的に重要な意味があります。

 

なぜ基準が「20歳の体重」なのか

体重が最も安定しやすい時期

20歳前後は、

・成長がほぼ完了
・筋肉量と骨量がピークに近い
・代謝が高い

という条件がそろい、
生理的に最もバランスのとれた体重になりやすい時期です。

そのため、20歳時の体重は
その人本来の“健康体重”の指標として用いられます。

 

エビデンスで示される体重増加とリスク

日本の疫学研究では、

・20歳から10kg以上の体重増加
・成人後の持続的な体重増加

が、

・2型糖尿病
・高血圧
・脂質異常症
・脂肪肝

の発症リスクを有意に高めることが示されています。

 

体重増加は「脂肪の質」が問題

見た目以上に重要な内臓脂肪

成人後の体重増加は、
皮下脂肪よりも内臓脂肪の増加を伴うことが多く、

・インスリン抵抗性
・慢性炎症
・動脈硬化

を進行させる原因になります。

特に体重増加が緩やかでも、
内臓脂肪が蓄積しているケースは少なくありません。

 

健診で「20歳時との比較」が使われる理由

体重増加は早期リスク評価に有用

BMIや現在の体重だけでは、

・もともと細身だった人
・筋肉量が少ない人

のリスクを見逃すことがあります。

20歳時の体重との差を見ることで、
生活習慣病の芽を早期に拾い上げることが可能になります。

 

体重だけでなく「中身」も見る時代

体組成(筋肉と脂肪)の重要性

体重が同じでも、

・筋肉が減って脂肪が増えている
・サルコペニア肥満

といった状態では、健康リスクが高まります。

必要に応じて、
体組成や腹囲を併せて評価することが重要です。

 

専門医が考える「理想的な体重管理」

目標は「若い頃に近づける」こと

必ずしも20歳の体重に戻す必要はありません。

大切なのは、

・急激な増加を放置しない
・少しずつ戻す意識を持つ

ことです。

5~7%の体重減少でも、
代謝改善効果が得られることが分かっています。

 

成人以降こそ「定期的な振り返り」を

成人後は、自覚症状がなくても
体重増加が静かに健康を蝕むことがあります。

成人の日をきっかけに、

・体重
・腹囲
・生活習慣

を一度見直してみることは、
将来の病気予防につながります。

 

日進市のたがやクリニックへご相談ください

たがやクリニックでは、

・健診結果の見方
・体重変化の意味
・生活習慣病予防

について、専門医の立場から丁寧に説明しています。

日進市・長久手市・みよし市・東郷町周辺で、「体重が増えてきたけど大丈夫?」と感じたら、お気軽にご相談ください。

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