TOPへ

ブログ

関節リウマチはなぜ朝にこわばるの?|日進市のたがやクリニック

内科

関節リウマチはなぜ朝にこわばるの?|日進市のたがやクリニック

関節リウマチは、全国で約70〜100万人が罹患しているとされる、比較的多い自己免疫疾患です。特に40〜60代の女性に多く見られますが、どの年代でも発症する可能性があります。

 朝に関節がこわばる「朝のこわばり」とは?

「朝起きると、手がこわばって動かしづらい」「しばらく時間が経つと楽になる」といった症状は、関節リウマチの代表的な初期症状です。この現象は「朝のこわばり」と呼ばれ、関節リウマチの重要な診断ポイントの一つにもなっています。

 なぜ朝にこわばりが起こるのか?

関節リウマチでは、免疫の異常によって関節の滑膜に慢性的な炎症が起こり、腫れや痛みを引き起こします。炎症性のサイトカイン(TNF-α、IL-6など)は、夜間から早朝にかけて活性が高まりやすいとされており、その結果、朝に炎症が強くなり、こわばりや痛みとして現れます

さらに、夜間は体を動かす機会が少ないため、関節の動きが少なくなり、関節液が滞留しやすくなることも、朝のこわばりの一因と考えられています。

 関節リウマチは早期診断・早期治療がカギです

関節リウマチは、放置すると関節の変形や機能障害を引き起こす可能性がある病気ですが、近年では効果的な治療薬(生物学的製剤など)が数多く登場し、早期発見・早期治療により、病気の進行を抑えられるようになっています。

「朝、手がこわばって動かしづらい」「指や手首が痛む」といった症状がある場合、リウマチの可能性も考えられます。気になる症状があれば、一人で抱えず、早めに医療機関を受診しましょう。


 日進市のたがやクリニックの関節リウマチ診療

当院では、関節リウマチをはじめとする膠原病の診療に力を入れております。必要に応じて血液検査、レントゲン、エコー検査などを組み合わせて総合的に判断し、専門的な治療につなげていきます。
また、症状に応じて、近隣のリウマチ専門病院への紹介もスムーズに行えますので、安心してご相談ください。

予約(当日予約いただけます)

関節リウマチについて詳しく