関節痛の「自動痛」「他動痛」とは?~日進市・長久手市・みよし市・東郷町で関節の痛みが気になる方へ~
関節痛の「自動痛」「他動痛」とは?~日進市・長久手市・みよし市・東郷町で関節の痛みが気になる方へ~
関節痛には種類があります
「関節が痛い」と一口にいっても、その痛み方には種類があります。特に医学的には「自動痛(じどうつう)」と「他動痛(たどうつう)」に分けられ、関節の病気を診断するうえで大切な手がかりになります。
自動痛とは?
自動痛とは、自分自身で関節を動かしたときに生じる痛みのことです。たとえば、膝を自分で曲げ伸ばししたときに痛みが出る場合は、自動痛にあたります。自動痛は、関節の中だけでなく周囲の筋肉や腱の炎症、使いすぎによる障害などが原因で起こることが多いとされます。
特にスポーツや日常生活での動作中に「動かすと痛い」と感じる場合は、この自動痛が関与している可能性があります。
他動痛とは?
一方、他動痛とは、自分では動かさず、医師や検査者など他人に関節を動かしてもらったときに感じる痛みを指します。たとえば、肩を医師が持ち上げたときに痛みが生じれば、それは他動痛です。他動痛は、関節の中の炎症や構造的な異常(関節包や靭帯の障害など)によって起こることが多いです。
関節そのものに問題がある場合には、他動痛が特徴的にみられます。
自動痛と他動痛の違いを知ることの重要性
自動痛と他動痛を区別することで、痛みの原因が「関節そのもの」なのか「周囲の筋肉や腱」なのかをある程度推測することができます。たとえば、変形性関節症や関節リウマチなどの関節の病気では他動痛が目立ちやすく、筋肉や腱の障害では自動痛が主体となることが多いのです。診察の際には、この違いを丁寧に確認することで、より正確な診断と適切な治療につなげることができます。
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自動痛>他動痛 の場合:筋肉や腱の炎症が主体(例:腱炎、筋損傷)
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他動痛>自動痛 の場合:関節内の問題が主体(例:関節リウマチ、変形性関節症)
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両方ある場合:炎症が関節全体に及んでいる可能性
日進市のたがやクリニックへご相談ください
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動かすと常に痛みが出る
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夜間や安静時にも関節がうずく
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関節が腫れている、熱感がある
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動かしづらさ(可動域制限)が出ている
このような場合は、自己判断せずに医療機関での診察を受けることをおすすめします。
整形外科の診察が必要な場合は整形外科へご紹介させていただきます。