陰部に白いカスが…?放置すると危険なことも【日進市・長久手市・みよし市・東郷町】
陰部に白いカスが…?放置すると危険なことも【日進市・長久手市・みよし市・東郷町】
白いカスがたまってきて、、
男性の陰部に「白いカスのようなものがつく」と気づき、不安を感じて受診される方は少なくありません。
実はこの「白いカス」には、正常なものから感染症や皮膚炎など治療が必要なものまで、さまざまな原因があります。
この記事では、陰部の白いカスの原因や注意すべき症状、受診の目安について、医師の立場から詳しく解説します。
陰部の白いカスの正体は?
陰茎や亀頭の周りにつく白いカスの多くは、「恥垢(ちこう)」と呼ばれるものです。
これは、皮脂や古い角質、尿や精液の残り、細菌などが混ざったもので、特に包茎の方では包皮の内側にたまりやすくなります。
通常は毎日の入浴時に丁寧に洗浄することで問題ありませんが、放置すると細菌やカビが繁殖し、炎症を起こすことがあります。
炎症や感染を起こすとどうなる?
白いカスが増えたり、におい・かゆみ・赤みを伴う場合は、次のような病気が関係している可能性があります。
1. カンジダ性亀頭炎
真菌(カンジダ菌)が繁殖して起こる炎症です。
亀頭や包皮に白い粉状のカスや膜が付着し、かゆみ・ヒリヒリ感を伴うのが特徴です。
特に、糖尿病の方や免疫が低下している方、抗生物質を使用している方で起こりやすくなります。
2. 細菌性包皮炎
黄色ブドウ球菌や大腸菌などの細菌感染による炎症です。
赤みや腫れ、膿のような分泌物、悪臭がみられることもあります。
放置すると包皮と亀頭が癒着し、排尿時痛を伴うことがあります。
3. 性感染症(STI)
クラミジアや淋菌、トリコモナスなどの性感染症でも、分泌物や白い汚れが見られることがあります。
尿道からの分泌や排尿時痛がある場合は、泌尿器科での検査が必要です。
自宅でできるケアと注意点
軽度の恥垢は、毎日の洗浄で清潔に保つことが最も大切です。
-
・包皮をやさしくむき、ぬるま湯で洗う
-
・石けんを使う場合は低刺激のものを使用
-
・洗った後はしっかり乾かす(湿ったままだと菌が繁殖しやすい)
ただし、強くこすりすぎると皮膚が傷つき、逆に感染の原因になるため注意が必要です。
また、市販の抗真菌薬を自己判断で使用すると、症状を一時的に抑えても再発するケースがあります。
受診の目安
次のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
-
・かゆみ、痛み、ヒリヒリ感がある
-
・白いカスが繰り返し出る
-
・においが強くなった
-
・発赤や腫れ、膿が出る
-
・パートナーにもかゆみやおりものの異常がある
医療機関では、視診・培養検査・尿検査などで原因を特定し、必要に応じて抗真菌薬・抗菌薬の外用や内服治療を行います。
隠れている内科的疾患には注意
男性の陰部の白いカスは、「清潔にしていれば自然に治る」と思われがちですが、カンジダや細菌感染、糖尿病などの全身状態のサインである場合もあります。
特に繰り返す場合は、皮膚だけでなく内科的背景の評価も大切です。
包茎の程度や再発の有無に応じて、泌尿器科・皮膚科・内科が連携して対応することが望まれます。
日進市のたがやクリニックへご相談ください
陰部の白いカスは、ほとんどが恥垢や一時的な炎症ですが、放置すると感染が悪化することもあります。
日常的に清潔を保ち、異常を感じたら早めに受診することが大切です。
たがやクリニック(日進市・長久手市・みよし市・東郷町)では、プライバシーに配慮した診療環境で、男性特有の悩みにも丁寧に対応しています。