PSA値が下がって安心していませんか?PSAを下げてしまう薬と前立腺がん検査の注意点
PSA値が下がって安心していませんか?PSAを下げてしまう薬と前立腺がん検査の注意点|日進市・長久手市・みよし市・東郷町 たがやクリニック
PSAとは何か
PSA(前立腺特異抗原)は、前立腺から分泌されるタンパク質です。
血液中のPSA値を測定することで、
・前立腺がん
・前立腺肥大症
・前立腺炎
などの可能性を評価します。
一般的に
4.0 ng/mL以下が基準値とされますが、年齢によって解釈は異なります。
PSA値が上昇する原因
PSAは前立腺がんだけで上がるわけではありません。
・前立腺肥大症
・急性/慢性前立腺炎
・尿閉
・カテーテル挿入
・射精後
でも上昇します。
数値だけで即がんと判断することはできません。
PSA値を「下げてしまう薬」がある
重要なのは、
PSAを低下させる薬が存在することです。
代表的なのが
・デュタステリド(アボルブ®)
・フィナステリド(プロペシア®など)
といった5α還元酵素阻害薬です。
これらは、
・前立腺肥大症
・男性型脱毛症
の治療に使用されます。
なぜPSAが下がるのか
5α還元酵素阻害薬は、
テストステロンからジヒドロテストステロン(DHT)への変換を抑制します。
その結果、
・前立腺体積が縮小
・PSA値が約50%低下
することが知られています。
つまり、
実際のPSA値よりも低く表示される可能性があります。
PSAが半分になる?臨床上の注意点
5α還元酵素阻害薬を6か月以上内服している場合、
測定されたPSA値は
実際の値の約2倍と考えて評価する必要があります。
例)
内服中PSA 2.0 → 実質4.0相当
この補正を知らないと、
前立腺がんを見逃す可能性があります。
PSAが下がる=がんがない、ではない
PSAが低下しても、
・がんが完全に否定されるわけではありません
・特に高悪性度がんはPSAがそれほど上がらないこともあります
「数値が下がったから安心」とは言えません。
経時的変化が重要です。
PSA検査を受ける前に伝えるべきこと
検査前には必ず
✔ 前立腺肥大症治療薬の内服
✔ AGA治療薬の使用
✔ 泌尿器科通院歴
を医師に伝えてください。
内服歴を知らないままのPSA解釈は危険です。
日進市のたがやクリニックへご相談ください
PSAは非常に有用なスクリーニング検査ですが、
薬剤の影響を受ける数値です。
・数値の絶対値
・年齢
・内服歴
・経時的変化
を総合的に判断することが重要です。
日進市・長久手市・みよし市・東郷町でPSA検査などをご希望の方は、たがやクリニックまでご相談ください。
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