インフルエンザ予防投与について| 日進市・長久手市・東郷町・みよし市
インフルエンザ予防投与について| 日進市・長久手市・東郷町・みよし市
インフルエンザ流行期には、受験や仕事、家庭内感染など「どうしても感染を避けたい場面」があります。
一方で、抗インフルエンザ薬による“予防投与”は誰でも自由に受けられるものではなく、厚生労働省の通知に基づき、添付文書で適応とされている方に限り慎重に行う必要があります。
当院では、薬剤の供給状況も踏まえながら、適応のある患者さまへ必要な処方を確実に提供することを目的に、以下の方針で予防投与を実施しております。
抗インフルエンザ薬による予防投与の基本的な考え方
インフルエンザの予防の基本は
ワクチン接種・手洗い・マスク・換気・休養 です。
抗インフルエンザ薬は「誰でも使える予防薬」ではありません。
以下のような状況のときに、限定的に使用が検討されるものです。
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・病院や高齢者施設などで集団感染が発生している場合
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・高齢者や基礎疾患があり、インフルエンザ重症化リスクが高い方が感染者と濃厚接触した場合
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・医師が医学的に必要と判断した場合
使用する薬剤は、原則として ノイラミニダーゼ阻害薬(タミフル・イナビルなど) です。
※バロキサビル(ゾフルーザ)は、耐性株が疑われる特殊な状況でのみ検討されます。
予防投与の対象となりやすい方
タミフル(オセルタミビル)などの予防投与は、希望すれば誰でも受けられるものではありません。
医師が「医学的に必要」と判断した場合に限り処方されます。
以下は対象となりやすいケースの目安です。
| 対象者 | 主な条件・判断基準 | 注意点 |
|---|---|---|
| 家族内に感染者がいる場合 | 同居・濃厚接触、隔離が困難 | 住環境や家族構成により個別判断 |
| 高齢者・基礎疾患のある方 | 65歳以上、心疾患、糖尿病、免疫低下など | 重症化リスクが高いため早期検討 |
| 妊婦 | 妊娠中でリスクが高い場合 | 産婦人科との相談を推奨 |
| 受験生・重要イベント前の方 | 試験・大会・就職活動など | 自費診療での対応が基本 |
| 小児(1歳以上) | 体重で用量調整が必要 | 副作用、異常行動などの注意が必要 |
予防投与薬の使用薬剤
当院で予防投与に使用する薬剤は以下の通りです。
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・タミフル(オセルタミビル)
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・イナビル(ラニナミビル)
※いずれも添付文書上で予防投与の適応が定められている薬剤です。
予防投与の費用(自費)
予防投与は 保険適用外(自費) となります。
● 診察料(たがやクリニック)
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来院での診察:4,400円 (必ず本人の診察が必要です)
● 薬剤費(調剤薬局)
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約4,000~6,500円程度
(薬局によって異なります)
● 合計の目安
1万円前後のご用意が必要です。
予防投与の効果について
「タミフルの予防投与は効果があるの?ないの?」というご質問をよくいただきます。
効果の評価が分かれる理由には次のような背景があります。
● 効果が感じられにくい要因
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・服用開始が遅かった(接触後48時間以降)
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・すでに感染が成立していた(潜伏期間中)
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・耐性ウイルスによる感染だった
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・手洗い・マスク・睡眠不足など基本対策が不十分だった
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・免疫状態が不安定だった(基礎疾患・強いストレスなど)
● 正しく使えば予防効果は期待できる
タミフルは 「正しく・早く・適切な対象に使う」 ことが前提です。
予防投与だけに頼るのではなく、
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・手洗い
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・マスク
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・換気
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・十分な睡眠
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・バランスの良い食事
といった基本的な感染対策を併用することで、より高い予防効果が得られます。
予防投与を検討される方へ
インフルエンザ患者との接触状況(※いつ・どの程度)や、
ご自身の体調・基礎疾患・生活環境を踏まえて、早めの受診・相談 が大切です。
「家族がインフルエンザになった」
「受験前でどうしても感染を避けたい」
「基礎疾患があり不安」
など、状況に応じて適切な方法をご提案いたします。
