骨粗鬆症治療で要注意 | 高カルシウム血症とは?― 見逃されやすい治療のリスク ―日進市・長久手市・みよし市・東郷町
骨粗鬆症治療で要注意 | 高カルシウム血症とは?― 見逃されやすい治療のリスク ―日進市・長久手市・みよし市・東郷町
高カルシウム血症とは
高カルシウム血症とは、血液中のカルシウム(Ca)濃度が基準値より高くなった状態を指します。
一般的に 血清カルシウム値が10.5mg/dL以上 で疑われます。
軽度では自覚症状が乏しいこともありますが、
進行すると全身にさまざまな影響を及ぼします。
カルシウムは「多ければよい」わけではありません
カルシウムは、
・骨の形成
・筋肉の収縮
・神経伝達
・心臓の拍動
に欠かせない重要なミネラルです。
しかし、過剰になると体にとっては毒にもなり得ることが、
意外と知られていません。
高カルシウム血症で起こる主な症状
高カルシウム血症では、以下のような症状が現れることがあります。
・のどの渇き、多尿
・便秘、食欲不振
・吐き気、腹部不快感
・倦怠感、集中力低下
・不整脈
・腎結石、腎機能低下
高齢の方では、
「なんとなく元気がない」「ぼーっとする」といった形で現れることもあります。
骨粗鬆症治療と高カルシウム血症の関係
なぜ治療中に起こるのか
骨粗鬆症治療では、
・カルシウム製剤
・活性型ビタミンD製剤
・一部の注射製剤
などが使用されます。
これらは骨折予防に重要ですが、
投与量や体質によっては血中カルシウムが上昇(低下する薬もあります)することがあります。
特に注意が必要な方
以下の方では、高カルシウム血症のリスクが高まります。
・高齢者
・腎機能が低下している方
・脱水状態が続いている方
・複数の骨粗鬆症治療薬を併用している方
・サプリメントでカルシウムを追加摂取している方
「薬+サプリ」で知らないうちに過剰摂取となるケースもあります。
見逃されやすい落とし穴
高カルシウム血症は、
・骨粗鬆症治療の副作用
・原発性副甲状腺機能亢進症
・悪性腫瘍
・ビタミンD過剰
など、原因が多岐にわたります。
そのため、
単純に薬をやめるだけでは不十分な場合もあり、
原因の見極めが非常に重要です。
腎臓への影響にも注意
カルシウムが高い状態が続くと、
・腎結石
・腎石灰化
・慢性的な腎機能低下
を引き起こす可能性があります。
腎臓はカルシウム調節に深く関わる臓器であり、
腎臓専門的な視点での評価が重要になります。
血液検査で指摘されたら
検査で、
・カルシウムが高い
・腎機能が悪化している
と指摘された場合は、
自己判断で薬やサプリを中止せず、医師に相談してください。
治療は「骨」と「全身」のバランスが大切
骨粗鬆症治療の目的は、
骨を強くすることと、全身の安全を守ることの両立です。
定期的な血液検査を行い、
・カルシウム
・腎機能
・リン
・ビタミンD
などを総合的に評価することが重要です。
日進市のたがやクリニックへご相談ください
たがやクリニックでは、
・骨粗鬆症治療中の血液異常の評価
・高カルシウム血症の原因精査
・腎機能を含めた全身管理
・専門医視点での治療調整
を行っています。
日進市・長久手市・みよし市・東郷町周辺で、「骨の治療はしているけれど、腎機能などの検査値が気になる」という方は、お気軽にご相談ください。
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